どういう条件で認定介護福祉士になれる?

2023年12月9日

認定介護福祉士になるには試験にパスするのではなく、養成研修を受講しなければなりません。しかし養成研修を受講するためにも条件があり、それは「介護福祉士の資格があること、そして5年以上の実務経験があること」です。未経験の初心者の場合、まずは介護福祉士の資格を取得し、介護施設で実際に働くことを目標にしましょう。

オフィシャルな条件は上記に挙げたものですが、日本介護福祉士会では実務経験が7〜8年以上あることやリーダーとして経験があること、さらには居宅と居住の両方の実務経験があることを求めています。介護業界における最上位の資格なので、こうした経験が必要というもの納得できます。

これらの条件を満たしている人が認定介護福祉士養成研修を受講できますが、認定介護福祉士養成研修は二通りあります。「認定介護福祉士養成研修I類」と「認定介護福祉士養成研修II類」です。

認定介護福祉士養成研修I類では医療やリハビリに関する事柄や福祉用具と住環境について学びます。他にも認知症などの症状についての理解を深めたり、心理的及び社会的支援についても学びます。I類の研修には345時間が充てられています。

認定介護福祉士養成研修I類を修了した後に、認定介護福祉士養成研修II類を受講することができます。II類は255時間のカリキュラムとなっており、I類で学んだことを実践していくためのスキルを磨きます。さらに施設の運営のために必要となるスキルやサービス管理、人材の育成を含むマネジメントについても学びます。